4.5. 要件④:eポートフォリオコミュニティを構築する

 要件①〜③が満たされ,eポートフォリオが活用され普及しはじめると,eポートフォリオを活用するコミュニティがいくつか存在してくることに気づく.

 さらにeポートフォリオの利用を全学的に広め,何年にも亘り継続的に有効活用し,その機関に根付かせるためには,実践的なコミュニティに成長させ,最終的には機関全体を巨大なeポートフォリオを活用する一つのコミュ二ティにすることが必要である.

 eポートフォリオ活用のための実践的コミュニティが構築された機関は, 新入生や新規採用の教員が新参者として入って来たとしても先輩や仲間から見て聞いて学び, 失敗や成功を繰り返しながら経験を積むことで,当たり前にeポートフォリオを活用し古参者として活躍するようになる. (「正統的周辺参加」(レイヴ&ウェンガー))

活発に機能するコミュニティ構築のために

 eポートフォリオ活用をベースとしたこの教育手法に賛同し良き理解者である教員と学生たちを中心に,学部・学科内に協同で取り組めるチームをつくることから始める.その際,機関は制度的にコミュニティをバックアップできるよう配慮する.

 そのコミュニティは,強制的なトップダウンによって組織された単なる集団ではなく,実践共同体としての自律的なコミュニティでなければならない.

要件④達成のポイント